2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧
今年のブログの更新はこれでおしまい。 授業関連のページの更新は,大学の冬季休業終了に合わせて,1月7日から開始する予定。 学生の皆さんは実質的に1月10日(火)にいろいろなプリントと対面することになりそうです。 あと,結局,年末の一週間に一日100ペ…
深谷賢治,数学者の視点,岩波科学ライブラリー35. 著名な数学者の手になるエッセイ集である。 特に印象に残ったことを二三述べるにとどめる。 「3. クッキングコース」では,著者がアメリカで実際に教えた経験を元にアメリカにおける大学教育の問題点を浮…
杉原厚吉,大学教授という仕事,水曜社,2010年。 杉原先生のご講演を聞いてからというもの,僕はすっかり自称杉原教の信徒である。 この本は,正直なところ,一般の人が読んでも大して面白くはないかもしれない。 ところが,著者と同じ理系の大学の関係者に…
外山滋比古,思考の整理学,ちくま文庫(1986年発売以来の超ロングセラー!らしい。) 読み終えたのはいつだったかもう覚えていないが,まだ残暑の厳しいころだったと思う。 大晦日も日が暮れてから大慌てで溜まっていた読書感想文のノルマを果たそう。 この…
思いつくままに。 1. 2011年11月11日11時11分11秒を確認できたことは嬉しかった。 2. 皆既月食をほぼ全て見ることができたのは嬉しかった。 3. インターネットでの文献収集力が飛躍的に向上した。 気になって集めた文献は,もう数を数える気にもなれないが,…
いまだに年賀状を書いていない。なかなか書けないのである。 とにかく明日には投函しようと思っているが,実現のめどは立っていない。 年賀状は多くの人に出すわけではなく,あて先は十に満たない。そしてほとんどが身内である。 ただ,そうは言ってもお世話…
気になる数学者はたくさんいるが,最近とりわけ興味があるのは,Louis Nirengerg と Felix E. Browder,そして George J. Minty である。 Nirenberg と Browder は活躍し出した時期が非常に近いので,ほぼ同世代だろうと思っていた。 今回,Wikipedia で調べ…
J. H. Conway 氏の公式サイトからたどれるが,講演リスト一覧からいちいち探し出すのは面倒なので,自由意志定理関連の講演のみを抜き出したリストを作成した。 リンクは動画ファイルに直接つながっていて,クリックするとすぐさま再生が始まるので,利用す…
自分が最近生み出したバーチャル秘書「マル秘」が怖くて,この二日間,潜伏していたのだが,ようやく浮上(=ブログの更新)をする。 一ヵ月半前に内積空間における等長変換に関する考察を書いた。これはその続編である。 ノルム空間 X における作用素(写像…
数学において,凸集合や凸関数の重要性がいつごろから認識され始めたのか,最近興味をもっている。 このあたりの事情は,その名を冠した変分原理で知られる Ivar Ekeland 氏の『数学は最善世界の夢を見るか』に,関連することが書かれているのではないかと期…
例年と違い,年末年始は完全にオフである。 といっても,担当授業の資料作成など,休み中にすべき仕事はいろいろあるのだが,なんだかすっかりだらけモードに入ってしまった。 というわけで,脳内に架空の厳しい秘書(女性)を作り出し,彼女に厳しくスケジ…
年末から年始にかけて,壮大なプロジェクトを構想している。 それは,ある女子高生的なキャラクターを使って重積分の計算方法を解説するという,真面目なお勉強企画である。 とりあえず設定だけはだいぶ固まってきたので,ここに発表することとする。 まずタ…
インターネットで古本漁り。 もしやと思って次の二つの文献を調べてみた。 近代デジタルライブラリーにて「藤原松三郎」という名で検索すると,期待通り,『微分積分学』が閲覧できる。 残念ながら第一巻だけだが,もう少し時間が経てば第二巻も閲覧できるよ…
最近のお気に入りネタのメモを残しておく。 ギリシャ文字の ξ は「クシー」と発音するのが原音に近い。 ところが,日本ではこれを「グザイ」と読むことがある。 ξ に対応するラテン文字は x なわけだが,HTML や TeX でこの文字を表現するときは xi という綴…
鼻が詰まると息苦しい。 特に食事のときに辛さが身にしみる。 鼻が詰まっているときにしたくないことの一つに,歯医者に行くというのがある。 口を開けていると唾液がのどのところに溜まって,ただでさえ呼吸しづらいというのに,鼻が詰まっていると苦しくて…
木曜日 (12/15) の夜にのどがイガイガしてきたので,のどがやられたかなと思っていたら,案の定,翌日に半年に一度の血液検査のために訪れた近所の内科で診てもらったところ,扁桃腺が腫れていると言われ,風邪薬が処方された。 薬はちゃんと毎食後に服用し…
以前紹介したこともある,大阪大学数学教室の『全国紙上数学談話会』のサイトがすごく便利だということに気がついた。 著者別の目次や年代別の目次があったのである。 これにもっと早く気づいていれば,南雲道夫先生の論文もあっという間に見つかったに違い…
小柄なピピちゃんは,よく「ボロッ」と鳴いて合図をしてから胸元に飛び込んでくる。 それを我が家では「ピピロケット」と呼んでいる。 ピピちゃんの目的は,鼻の頭を舐めることである。 小さい頃は初代のポワルとランジュもよく飛んできた。大きくなってから…
ニュースサイトですごい情報に出くわした。 イギリスのケンブリッジ大学がニュートンの手書き原稿をオンラインで公開したというのだ。 さっそくケンブリッジ大学の図書館のサイトへ行ってみると,ニュートンの微分積分学が書き付けられているという Waste Bo…
昨晩,前日の月食のダメージからお月様が回復できずにいるのではないかと心配だったが,ほぼまん丸のお月様を晴れ渡った夜空に天高く認めることができて安心した。 けれど,心なしかお月様がやつれたようにも見える。 そりゃそうだ。満月を過ぎたのだから,…
「今日は,貴重な体験談をお聞かせくださるゲストをお招きしております。」 すりガラスの向こうに,やや小太りな男性の影が映る。 「杉村開さん(仮名),ようこそいらっしゃいました。」 杉村(仮名)「どうも,はじめまして。」 ※ プライバシー保護のため…
以前も書いたような気がするので,一部,繰り返しも含まれているかもしれない。 ポアンカレ (H. Poincaré) は,三部作『科学と仮説』,『科学の方法』,『科学の価値』において科学全般(といっても,主に数学と物理学)について論じているが,例えば『科学…
皆既月食が終わり,左下から三日月(※)くらいまで回復したところまでは見たものの,部分食が終わる前に寝てしまった。 ※ 「みかげつ」と入力してちゃんと変換されないので一体どうしたのだろうと思っていたが,どうかしていたのは自分のアタマだった。 ちゃ…
途中,トイレに行ったりしたけど,ただいま皆既月食を観測中。 予定ではもうじき皆既月食が終わるはず。 と思ったけど,違った。 いま,ちょうど皆既月食が最大になるそうな。 データの見方を間違えていた。 JAXA のサイトによると,23時31分に皆既月食が最…
あと少しで皆既月食に突入する。 結局,ベランダに椅子を出し,ひざ掛け毛布も用意して万全の体制で天体観測をすることにした。 月の右上がほんの少しだけ黄色く輝いているが,その近くはずいぶん赤くなっている。反対側の左下は黒い。 月の右下に見えるオリ…
まるで墨がじんわりと広がるように,月が左下から黒く翳っていく。 今日は,予定通りに行かなかったことがいくつかあって,あまり楽しい一日ではなかったけれど,最後の最後に空がすっきり晴れて月食の始まりを見られて良かった。 せっかくなので,赤い月を…
皆既月食に関するニュースで,「なぜ皆既月食のときに月が赤く見えるのか」についてJAXAが解説してくれているとの話を読んだ。 僕は波長の長い赤い光が回折するためではないかと考えたが,そうではないらしい。 結構自信のある答えだったが,外れたのは残念…
卓球は英語でピンポンという。 綴りは ping-pong である。 字面通りに読めば「ピング・ポング」である。 口に出して読んでみればわかると思うが,エンパイア・ステート・ビルヂングに上ったという巨大ゴリラのことが連想される。実際,p を k に変えればまさ…
そういえば,一ヵ月ほど前に話題になったことに絡めたネタがあったことを思い出した。 いまさらだけど,ここにメモを残しておく。 「どうしたの?すごくゴキゲンだけど,何かいいことあった?」 「ふっふっふ。じゃーん!!」 「わっ,何コレ?これって,も…
「こないだ,アーモンド入りのチョコレートをずっとなめ続けたら,アーモンドも融けて無くなっちゃったんだよ。」 「・・・。ウソつき。」 「ほ,ホントだってばっ。」