2008-01-01から1年間の記事一覧
年明けにまず行きたいところは,上野の国立科学博物館である。 「数学 日本のパイオニアたち」という企画展を見たいのである。 数学がこういう形でクローズアップされることはめったにないのではないだろうか。 そう思うと,この機会を逃すわけにはいかない…
ダイヤモンドは炭素で出来ているという。 その事実をどう確かめればいいのだろうか? その方法についていずれじっくりと考察してみたいと思う。 黒鉛や炭からダイヤモンドを精製できれば,それは一種の錬金術と言ってよいだろう。 ただし,ここでいう「金」…
年間100冊読む,という元旦の計が年間50冊読む,に半減した。 それはそれで仕方がないのだが,困ったことに,自分でも知らぬ間に「50冊の読書感想文を書く」という目標にすりかわってしまっていたらしい。 実はたぶん年間50冊の小目標の方はすでに達成してい…
芥川竜之介,河童 他二篇,岩波文庫緑70-3,2004(改版第2刷). これまでに何回も読んだ作品をまた読み返してみた。 「河童」は無類に面白い。 社会風刺的な色合いも濃いが,やはりなんといっても人間を戯画化した河童達の生き生きとした姿が面白い。 僕も…
梶雅範,メンデレーエフ 元素の周期律の発見,ユーラシア・ブックレット No.110,東洋書店,2007. 元素の周期律の発見者として名高いメンデレーエフの伝記である。 日本語で書かれたメンデレーエフの伝記としては最初のものだそうだ。 本文は63ページと短い…
橋本治,上司は思いつきでものを言う,集英社新書0240C,2004. 実に鋭く面白い切り口を楽しめる本。
細谷功,地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」,東洋経済新報社,2007. 「地頭力」は「じあたまりょく」と読む。 本書が世に出たのはちょうど一年位前のようだ。当時,本屋で手に取ってパラパラ見たことがあったが,「フェルミ推定」というキー…
年賀状は数枚しか出さないのだが,毎年,締切日の25日前後には間に合わない。 何とか年末には出しました,という体たらくである。 原因を考えてみると,年賀状をいつ書くか,という計画をきちんと立てていないことが問題だと気付いた。 子供の頃は,学校が冬…
酸化数,酸化還元反応などについて勉強し,基本的な考え方を理解できたと喜んでいたのだが, ふと, 酸化還元反応という,「電子のやり取り」という視点を化学反応の分類軸として導入する意義は何か? ということが疑問に思えてきた。 いたずらに話をややこ…
年内のホームページの方の更新は,これが最後になりそう。 手書き原稿をスキャンしたものをJPEG形式でアップしたのだが,ジオシティーズの仕様なのか, 僕のミスかはわからないけど,うまくダウンロードできないようだったので,応急処置をしておいた。 予告…
12/16 の宿題は結構大変だなぁ。 解答例はとりあえず手書きでスキャンの予定。 ところで,教科書の解答が間違っていることがあることに注意してほしい。 教科書に書いてあることを鵜呑みにせず,ちゃんと自分の頭で考えて納得することが大事。 自分が導いた…
高校の新学習指導要領案が公表されたという。 その中には,「使える英語」を目指し,英語の授業は英語で行うことを明記してあるそうな。 「使える英語」とは何なのか。それをまずはっきりさせるのが先決だろうに。 英会話が出来るようになるための英語を学ぶ…
明日はM1グランプリがある。 昨年,サンドウィッチマンが敗者復活戦から大逆転で優勝したのを観て大いに感動した。 それからもう一年かぁ。 なんだかあっという間だったような気がする。 これまでそういう感慨にふけったことはないのだが,今年はなぜかひし…
・駅の改札で,自分の前の人が詰まる。 ・道で向こうから来る人をよけようとすると,同じ向きによけてしまい,お見合い状態になる。 ・ティッシュ配りの人にティッシュをもらおうと近づいているのに,ティッシュ配りの人が ティッシュを切らしてしまったりし…
テレビCMを観て,ピンと来た。 野口英世とチャールズ・チャップリン,このふたりにはなにか共通点がある,と。 私が言いたいことは,彼らに関する Wikipedia の記事に載せられている写真を見ればわかっていただけると思う。 Wikipedia によると,野口英世は1…
昨日の雨のおかげか,今日は非常に空気が澄んでいて,遠くの山がよく見えた。 もちろん,富士山も。 僕が見た角度からは,富士山は放物線っていう感じではなかったかな。
学研DS「新TOEICテスト完全攻略」というソフトでほぼ毎日かかさず20分間ほど「今日のレッスン」で 勉強しているのだが,今日,初の全問正解を達成した。 ばんざーーーーい!!! 毎日やってるので,同じ問題を繰り返し解いているのだが,忘れてたり,つまら…
清水義範,わが子に教える作文教室,講談社現代新書1810,2005. 著者の作文教室第2弾。 著者が自ら取り組んできた十数年にわたる小学生の作文指導のノウハウをあますところなく紹介している。 僕には子供がいないし,自分も小学生ではないのだが,教え方と…
清水義範,大人のための文章教室,講談社現代新書1738,2004. 科学や数学の話題を扱った本は,一般向けの新書といえども頭が疲れ,なかなか読み進まないものである。 最近,そんな本ばかり相手にしてきたので,息抜きのつもりでこの本を選んだ。 僕はこの本…
小中高で使われる教科書のページ数の上限を撤廃するという動きがあるが, どういう目的でページ数を増やすのか,ということをしっかり議論してもらいたいものだ。 「自習にも使える教科書」を目指す,ということならば大賛成である。 具体例に始まる導入をき…
締切日当日に,その日必着のある申し込みがあることを知ったが,もう今さらどうしようもないと諦めたのが 12/2 のこと。 11月中に話は片付いていたのに,まとめるのを先送りしていたら翌日が必着の締め切りだと気付いて慌てて速達で提出したのが,12/9 の夜…
今週中にレポート課題1の解答例をアップする予定が,もう土曜日も終わってしまう・・・。 すみません。
de毒素。 「デドックソ」と読む。 「ド」は勢いの強い「ト」,「ソ」は「ス」に聞こえるようにすかして発音するのがコツ。 そうすれば誰にでも通じる,はず。
「急行が 運休したので あわや休講」 <訳> 朝のラッシュの影響で,乗るはずだったいつもの急行が鉄道会社の勝手な判断により 運休になってしまったせいで,あやうく大遅刻して担当の講義が休講になるところだったものよ。 <評> 「急行」と「休講」を掛け…
高橋正勝(原作),鈴木みそ(漫画),マンガ 化学式に強くなる さようなら,「モル」アレルギー,講談社ブルーバックスB-1334,2001. タイトルにひかれて手に取っただけで,中身はまったく見ずに図書館で借りた。 帰りの電車で,ちょっと分厚いな,どんだ…
昨日は授業の後で図書館で高校化学の解説書を何冊か借りてきた。 さっそく一冊読み始めたのだが,驚いた。 なんと,富士山の体積を概算するくだりが出てきたのである。 なんだか不思議な縁を感じてしまう。 明日も朝晴れれば「生(なま)」富士山を拝むこと…
現行の学習指導要領における「化学I」という科目においては,計算問題として出てくるのは,大きく分けて反応式の係数合わせと,物質量(モル)に関するものだけである。 熱化学方程式における反応熱などの計算や,中和滴定の計算,電気分解における物質の析…
最近,僕の中で化学が熱い。 高校で習ったが,当時使っていた問題集を見ても全然解ける気がしない。 ほとんど全ての問題番号にマーカーで印がついており,それはたぶん問題集を一通り全部やったという意味なのだろうが,まったく思い出せない。 というわけで…
どうも,ウェブで公開している宿題の回答を書き写したものに赤丸をつけた答案を提出している人が相変わらずたくさんいるような気がする。 大学時代の先輩に会ったときに,最近の学生はそんな感じなんですよ,と話をしたら,その謎を解明するようなヒントを得…
担当講義はぼちぼち積分の話にさしかかってきた。 積分の理論が生まれ,整備されたのは,曲線で囲まれた平面図形の面積や,曲面で囲まれた空間図形の体積に関する考察が元となっている。 そこで,よくわからない板書をひたすらノートに書き写す「写経」だけ…